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斉藤ひろし 『脱力日記』

映画脚本家 斉藤ひろしのブログ, 主に愚痴と雑談

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戸塚ヨットスクール

ホームページの僕のプロフィールを見てくれた知人数人から「親に戸塚ヨットスクールに入れられそうになったというのは冗談だろう」とメールや電話を貰ったんだけど、それは事実です。
大学を出て半ニート状態(時々友達の劇団の手伝いなどはしていたが)の時、僕はただ毎日ビールを飲んで飯を食って寝る、という生活を送っていたんだよね。オヤジもゆるい人で、息子のそんな状態に特に危機感を覚えている様子もなく、夜の7時になると二階の僕の部屋に「ひろしくん、そろそろビールの時間だよ」と呼びにきてくれてた。
でも、僕は両親を甘くみてたね。ある日、7時を過ぎてもオヤジが「ビールだよ」と言ってこないので、階段を下りてゆくと、一階の居間で話すオヤジとオフクロのヒソヒソ声が聞こえてきたんだ。
オフクロ「やっぱし、戸塚ヨットスクールに入れてもらったほうがいいと思うのよ、わたしは」
オヤジ「でも、ハタチすぎたような大人でも預かってくれっかな?」
オフクロ「だいじょうぶよ、お金さえ払えば」
オヤジ「でも、ひろしくんが抵抗したらどうする? どうやって連れて行くんだ」
オフクロ「スクールのゴツイ先生たちが家まで向かいに来てくれるそうよ」
オヤジ「あ、そうなんだ。それならいいや。うん。いいんじゃないか。オカアサンがいいなら、オトウサンはそれがいちばんいいと思う。晩酌の相手がいなくなるのはちょっと寂しいけど」
階段の踊り場でそれを聞いていた僕は、ゾッとしましたよ。なにか脳天からアナルにかけて電流が走るような、そんな衝撃を受けた。
で、家を出て独立したんだけど……考えてみると、あの時、戸塚ヨットスクールに入っていたら、きちんと更正して今頃、もっとまともな社会人になってかも……。

いずれにしろ、ザ“人生の岐路”ってやつだったね。


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  1. 2009/06/09(火) 11:06:06|
  2. 雑談
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