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斉藤ひろし 『脱力日記』

映画脚本家 斉藤ひろしのブログ, 主に愚痴と雑談

出たがり

今月の末に、九州の湯布院映画祭に行くことになった。

今年は脚本家特集(渋い! 渋すぎるっ 笑)ってことで僕も呼んでもらったんだけど、僕以外のゲストは名だたるベテラン脚本家だったり新進ライターだったりするんだけど、その中にオレが混じってもいいの?って感じですよ。
「映画脚本家列伝」と銘打たれた特集で、何で斉藤なんかが?って思う人が多いんじゃないかな。ま、ありがたく、呼ばれてきますけど。

で、その今年の映画祭のパンフが一足先に送られてきたんだけど、僕の作品では「秘密」が上映される予定で、監督の滝田さん、撮影の栢野さん、照明の長田さんもコメントを寄せていて、その中で全員が「斉藤くんは出演するのが好き」要するに「出たがりです」ってことを書いてるのね(笑)

そうなんです。僕は異常な出たがりなんですよ。しかも、どうしようもなく演技がわざとらしいの。
でも、常に隙あらばエキストラでいいから出たい、って思ってる。
なぜかっていうと、やっぱり、現場が好きなんだよね。ライターって自宅と会議室の往復でしょ。リハやホン読みに立ち会うときも、それはスタジオじゃなくて、会議室でするし……。
やっぱ、撮影現場は楽しいよ。現場に行くと、寿命が確実に伸びるの。
フェリーニも「映画撮影はピクニック」だって言ってる。
スタッフからしたら、本来用もないやつが現場でチョロチョロして何やってんだってヒンシュク買ってるかもしれないけどね。

で……例によって話の焦点がゼンゼン定まらないまま書いてるけど……

最近、現場に行く機会がなくて、すごく寂しいんですよ。
だから、人の作品の現場におじゃまするしかないかな、ってことで、
友達の塙くんって監督に「オレをエキストラでいいから出させてくれ」って頼んであるんだ。
彼、今、三浦友和と石田ゆり子主演で、映画の撮影に入っているのね。
塙「エキトラならいいですよ」
斉藤「石田ゆり子が出るシーンでお願い」
塙「ハイハイ(やれやれ)」

実は僕、十年前に「秘密」のリハで石田さんに会って以来、彼女の大ファンなのよ。
正直、それまでは特になんとも思ってなかったんだけど(失礼!)、実際に会ったら、物凄くキレイでスタイルがいいの。今まで会った女優さんの中でダントツでキレイ、といってもいいかもしれない。
しかも、天然……というか……

その日のリハは、高校の先生の石田さんが生徒たちを前に授業をするってシーンだったんだけど、生徒役の4人を前にして彼女、「この学校は生徒が4人しかいないんですか?」って聞くの。
リハーサルだから4人なんであって、当然本番では数十人生徒がいますよ、そりゃ(笑)
そう説明したら、「あっ、そうですよね」って天使のような顔で笑ってた。
僕はもう、彼女の虜になりましたね。
男性だけじゃなくて、女性スタッフや女性プロデューサーにも彼女のファンは多い。
なんであの時、一緒に写真撮ってもらわなかったんだろう、って今だに悔やんでる……。

だから、今度こそは、って思ってるんだけど……塙君から電話来ないんだよなぁ……。
ま、撮影で大変なときに、それどころじゃないよね。はい。















  1. 2009/08/27(木) 02:05:07|
  2. 雑談
  3. | コメント:0

今日のしあわせシリーズ スタバにて

僕はいつも、スタバとかファミレスで仕事をしている。

なぜか自宅の仕事部屋では仕事ができない。自宅だとネットで格闘技サイトを見てしまうから。

世の中には会社員として働きながら格闘技ブログをやっている人が沢山いて、彼らは海外サイトの記事なんかも日本語に訳して、選手やマッチメークにかんするコアな情報やら映像を提供してくれている。
僕のようなロクに働きもせず情報だけをタダ見している怠惰な格闘ファンからすると、神様のようなありがたい人たちだ。
だから、ひと文字も読みもらすまいと真剣に読み、ヒョードルやマチダ・リョートの練習風景なんかを繰り返し観る。そして気がつくと平気で十時間ぐらい経っていたりするのだ。
だから、ネット環境のある場所では、僕は仕事ができない。

銀座、六本木、渋谷、新宿、四谷、神楽坂、吉祥寺、下北沢、横浜……パソコン担いで西へ東へ、私は、流浪の脚本家。
もっとも、脚本家と名乗るほど、まじめに働いてはいないが……。

で……

渋谷に、よく行くスタバがある。
こないだの日曜。いつものように僕はその店で仕事をしていた。
と、休日のせいか、昼過ぎから急に店が込みだしてきた。女の店員さんがやってきて僕に「店内込み合ってきましたので、こちらでのお勉強やお仕事はご遠慮いただいてよろしいでしょうか?」と優しく言ってきた。
もっともな話である。
自称「いい人、斉藤さん」としては、これ以上長居するわけにはいかない。でも、言われてすぐに席を立つとあてつけみたいだから、お姉さんが戻って行った後、席を立った。

で、今日、またその店に行くと、注文カウンターに先日の女店員さんがいて、「お客さま、先日は、お飲み物が飲みかけでしたのに、わざわざ気を遣って席を立っていただいて、申し訳ありませんでした。また、来てくださってありがとうございます」とステキな笑顔で言ってくれた。
僕の顔を覚えてくれていたんだなぁ。
うん……確実に……マニュアル対応ではないっ。

これはもう、どうしたって……惚れてまうやろおおおおっ!


















  1. 2009/08/21(金) 00:15:21|
  2. 雑談
  3. | コメント:1

安室奈美恵

最近、安室奈美恵ちゃんのことが気になるなぁ、と思っていたら、理由がわかった。

街を歩いてると飲料の自販機の横に彼女の写真が大きくプリントされてるのね。それで外に出るたびに何度も視界に彼女の姿が入ってくるからなんだ。
なんかもう、サブリミナル効果みたいなもんだね。

前にも「由利徹さん」のとこでちょっと書いたけど、
13年くらいまえに彼女とはフジテレビ製作の映画「That's カンニング! 史上最大の作戦?」でご一緒させてもらった。
一応原作ものだけど、内容はほぼ百パーセント僕のオリジナルです。

大学の学生寮を舞台にした映画だったんで、撮影前に出演者の男の子たち全員連れて、新潟の温泉に合宿にいったの。
そこへ安室ちゃんも合流して、ホン読みやリハーサルをやった。

僕が驚いたのは、彼女、芝居のカンがよくて、監督からもほとんどダメだしされないの。
頭がいいんだろうね。セリフもすぐ入って、よどみがなかった。
合宿の後、撮影中も一二度現場で会ったけど、普段もとても感じのイイ人だった。
もちろん、すごくかわいかったよ。

彼女、お芝居もすごく上手いと思うんだけど、ドラマや映画にはほとんど出てないみたい。
自分が出るにふさわしい作品がないってことかも。
「じゃあ、『That's カンニング! 史上最大の作戦?』が彼女に唯一ふさわしい映画なのかよ!」とは突っ込まないでね(笑)
多分、音楽やステージに力を注ぎたいんだろうね。なんて、オレなんかが推測するだけで、ファンのみなさんから怒られそうですが。
とにかく、素晴らしいエンタテイナーであることは間違いないし、今でも活躍してることがすごく嬉しいです。


で、この合宿、TOKIOの山口達也くんや、山本太郎くん、当時まだ新人だった藤木直人くんなんかも参加してて、監督の菅原さんも彼らには結構ダメだしをしてた。

笑ったのは、学生寮のお風呂に男子学生みんなで入るシーンのリハがあって、監督が男子キャスト6人を前に「じゃあ、全員、裸になろう!」って言ったの。
全員が「え」って固まってた。
山本太郎「下もですか」
監督「下は無理ですか?」
藤木直人「……はい」
みたいな会話が確かあって、結局、上半身だけ脱いでもらってリハをした。
オレ、男の裸は見たくなかったけど、山本太郎ちゃんの鍛え上げられた身体には関心しましたね。
彼とは最近では、「252」や「ジェネラル・ルージュの凱旋」でご一緒してますけど、とてもデリカシーのある頭のいい人ですよ。なんてまた知り合いづらして言ったら申し訳ないけど、印象としてとても感じのいい人です。
伊集院光とラジオで本音トークなんかしてるの聞いてると、ホント、面白い人です。
……また、話がどんどん脱線してきた。


で、この温泉合宿なんだけど、彼らの芝居を見て、僕、その場でホンを結構直していったんだ。
セリフの割り振りっていうのかな。ヘタな人にはそれなりのセリフを振って、上手い人にはまたそれなりのセリフを振り分けていったり。当然、芝居の段取りも変化していく。
こういう作業ってのは、通常、会議室でプロデューサーや監督と一緒に“裏”でやるもんなんだけど、撮影準備までの時間も限られてるし、彼らの目の前でやらざるを得ない状況だったの。

セリフや芝居を削られた人は面白くないだろうけど、残酷なくらいバッサ、バッサとやってった。
でも、やっぱり、心が痛んだね(笑)
このコ、キャラは好きなんだけど、ヘタだから仕方ないか、でもオレのこと恨んでるだろうなぁ……なんてね。

だから、現場で役者にバンバン注文つけてく監督ってのは、つくづく神経太くないとダメだなって思うね。

例によってとりとめがなくなってきたので、このへんで。






  1. 2009/08/16(日) 14:42:54|
  2. 雑談
  3. | コメント:0

下北沢 じじばば

用事があって下北沢に行って来た。
あいかわらずすごい人出だね。

昔、二十年くらい前かな、下北沢に「じじばば」って飲み屋があった。

ある役者さんに連れて行ってもらったんだけど、酒も肴もすごく安くて(モルツの500ml瓶が500円)、つい長居しちゃう、居心地のいい店だったなぁ。

僕は常連というほどではなかったけど、結構、通ってたかな。
店は、名物マスター(40位?)と奥さんのお京(恭?)ちゃんの二人でやってて、
お客は近所のサラリーマンとか演劇青年とかいろんな人がいた。
いかにもの業界人風の連中はこない。気取らない、とてもいい雰囲気だった。
マスターは客と一緒に飲んじゃって、いろんな話をしてくれた。
でも、えらそうに説教したりするタイプじゃない。フランクで、でもデリカシーがあって面白い人だった。「いいんだよ、飲んじゃえば」が口癖だったような。
朝までいても3千円越えない。店が成り立ってるのか、こっちが心配になるくらいだった。

この店は栓抜きがなくて、マスターが割り箸とか百円ライターを使って、テコの原理でポンと栓を抜いてくれるの。
それをマネしたくて、やってみたけど、不器用な僕はできなかった。

若き日の中村芝のぶさん(歌舞伎の女形で、歌舞伎以外の舞台にも立ってる人)も見かけたことがあった。たおやかな雰囲気を漂わせて、凛としたたたずまいに、男だけどドキッとしたね。

15年ほど前、マスターは店をたたんで、越後湯沢に「ワイドグライド」って店を出したってハガキを貰ったんだけど、その後、どうなったかなぁ……。

あんなにいい店はその後、めぐりあったことがない。



  1. 2009/08/15(土) 13:29:09|
  2. 雑談
  3. | コメント:5

HACHI

映画「HACHI」を観てきた。

予想以上にシンプルなストーリィ、一時間半という短い(ちょうど良い)上映時間。ヘタな小細工はしていない。

話自体がもう所謂「泣ける話」ってやつなので、脚本も演出も過度に感傷的にならないように抑制されている。
この「過度に感傷的にならない」ようにブレーキをかけられるかどうかが、安っぽい「泣いてください映画」になるかならないかのポイントなんだけど、
邦画の場合、失敗するケースも多いね。観客より先に製作者サイドが泣き方向に盛り上がってて、観てる方は冷める、みたいな(笑)
一観客の立場でいうと、僕は、感傷を押し付けられたり、いたずらに悲劇性を強調する描写ってのは、まったく受け付けない。

僕もいままで、成立した作品しなかった作品、いろんなホン打ちで、エモーションが高まるシーンほど「もっと乾いた描写にしたほうがいい!」と戦ってきたけど、やっぱり、プロデューサーによっては「もっともっと盛り上げてくれ、その方が客は泣くから」って言うんだよね。
ま、昨今日本で当ってる映画をみると、日本人(特に若い人)の嗜好としては、主人公が大声で泣き叫んだりするのが好きなとこあるみたいだから……商売的にはそうせざるを得ないってとこが製作者サイドとしてはあるんだろうけど(笑)
ま、観客もいろいろだからね。









  1. 2009/08/12(水) 13:02:00|
  2. 未分類
  3. | コメント:1

今日のしあわせ

20090807211428
今ファミレスで会計した時、可愛くて愛想のいいお姉さんが手を包み込むようにお釣りを渡してくれた。
マニュアルどおりなんだろうが、
惚れてまうやろおおぉ!
  1. 2009/08/07(金) 21:14:30|
  2. 映画・ドラマ
  3. | コメント:0

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