FC2ブログ

斉藤ひろし 『脱力日記』

映画脚本家 斉藤ひろしのブログ, 主に愚痴と雑談

四谷 鈴伝(鈴傳)

今日は一人、取材で四谷三丁目にある消防博物館へ行った。

けど、

休館日だった……。間抜けすぎる。ちゃんと調べてから来んかい、アホンダラ。


さてさてどうしよう。

この近くには知り合いの某カントクの事務所があるので、電話したら、

「五時過ぎなら空いてるよ」

というので、某配給会社の社長とも合流して、

四谷の立ち飲み、鈴伝へ行った。


鈴伝


ここは僕は初めてだったけど、スバラシイお店でした。いわゆる角打ち(かくうち)ってやつですね。 創業はペリーが来航した嘉永4年(1851)より2年前だそうです。

カウンターのケースには美味そうな肴が並び、すべてキャッシュオンデリバリー。


立ち飲み


マカロニサラダ、刺盛り、焼きナスをアテにビールで喉を潤し、言いたい放題の業界話。
具体的な内容は書けない。オレは干されてもいいけど、お二人にはご家族もいらっしゃるので。

6時を過ぎると、一気に混んでくる。長居は野暮だ、というわけで秋田料理の居酒屋・太平山総本店へ移動。
お二人は日本酒。
酒が弱いボクは焼酎のお湯割りをちびりちびりと飲みながら、食べる方に集中。
写メ撮るのは忘れました。けど、料理はどれも美味かったです。


ボクが例のごとく「ガールフレンドが欲しい。でも出来ない」と嘆くと、

監督「サイトーさん、フィリピンに行きましょう!」
俺「フィリ……?」
社長「フィリピンの女には、 があるんですよ!」
監督「そう、カノジョたちには日本の女が忘れてしまった優しさがある。たぶん、クリスチャンだからかな、うん」
社長「ああ日本酒は、キクーっ!」
俺「……」
監督「十万円あれば、一家全員が一年食っていけます、フィリピンは」
俺「一家全員……?」
社長「カノジョとカノジョの家族一家全員って意味ですよ」
監督「俺らみたいなビンボー人でも、十分彼女らを養えます。今から子供作ってもいいじゃないですか、民族の枠を超えて」
社長「イイこと言った。アレキサンダー大王以来のイイこと言った」

俺「ちょっと待って。俺の人生プランを聞いてください。
日本の若くてカワイイ役者志望(でも業界事情には疎い)の女の子を
『オレ、金持ちの売れっ子脚本家なんだ』
って嘘ついて騙す。
そして、ある段階で
『実は金もないし、先も見えてる落ち目のライターだ』
と真実を打ち明ける。
でも、もう相手も俺に情が移っているから仕方なく俺の面倒を見てくれる
――それが、この先の俺の人生設計なんですけど」

社長「そんなまどろっこしいことやってるうちに冥土からお迎えが来ちまうぜ!」
監督「だから、俺がフィリピンにツアーを組みますよ。このメンバーで行きましょう。あっちへ行ってからのシステムについては、まかせてくださいっ」
俺「システム……」
社長「ああ、久しぶりの日本酒、キクーっ!」


今日はボクが誘ったので、払おうとしたけど、結局社長にゴチになってしまった……

監督「サイトーさん気を遣わないでいいよ。俺だって今、3百円しか持ってないし」
社長「クリエーターは天然記念物だから」
監督「俺たちは、トキなんですよ」
社長「そう。トキが飲み屋で会計したら変でしょ」

シャチョウ、なんて大きな人なんだ。

この社長には、ほんの時たまお会いするのだが、考えたら昔から奢ってもらってばかりいる。
いつか、恩返しせんといかんなぁ。




  1. 2010/10/13(水) 03:32:08|
  2. 雑談
  3. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する