斉藤ひろし 『脱力日記』

映画脚本家? 斉藤ひろしのブログ, 主に愚痴と雑談

安室奈美恵

最近、安室奈美恵ちゃんのことが気になるなぁ、と思っていたら、理由がわかった。

街を歩いてると飲料の自販機の横に彼女の写真が大きくプリントされてるのね。それで外に出るたびに何度も視界に彼女の姿が入ってくるからなんだ。
なんかもう、サブリミナル効果みたいなもんだね。

前にも「由利徹さん」のとこでちょっと書いたけど、
13年くらいまえに彼女とはフジテレビ製作の映画「That's カンニング! 史上最大の作戦?」でご一緒させてもらった。
一応原作ものだけど、内容はほぼ百パーセント僕のオリジナルです。

大学の学生寮を舞台にした映画だったんで、撮影前に出演者の男の子たち全員連れて、新潟の温泉に合宿にいったの。
そこへ安室ちゃんも合流して、ホン読みやリハーサルをやった。

僕が驚いたのは、彼女、芝居のカンがよくて、監督からもほとんどダメだしされないの。
頭がいいんだろうね。セリフもすぐ入って、よどみがなかった。
合宿の後、撮影中も一二度現場で会ったけど、普段もとても感じのイイ人だった。
もちろん、すごくかわいかったよ。

彼女、お芝居もすごく上手いと思うんだけど、ドラマや映画にはほとんど出てないみたい。
自分が出るにふさわしい作品がないってことかも。
「じゃあ、『That's カンニング! 史上最大の作戦?』が彼女に唯一ふさわしい映画なのかよ!」とは突っ込まないでね(笑)
多分、音楽やステージに力を注ぎたいんだろうね。なんて、オレなんかが推測するだけで、ファンのみなさんから怒られそうですが。
とにかく、素晴らしいエンタテイナーであることは間違いないし、今でも活躍してることがすごく嬉しいです。


で、この合宿、TOKIOの山口達也くんや、山本太郎くん、当時まだ新人だった藤木直人くんなんかも参加してて、監督の菅原さんも彼らには結構ダメだしをしてた。

笑ったのは、学生寮のお風呂に男子学生みんなで入るシーンのリハがあって、監督が男子キャスト6人を前に「じゃあ、全員、裸になろう!」って言ったの。
全員が「え」って固まってた。
山本太郎「下もですか」
監督「下は無理ですか?」
藤木直人「……はい」
みたいな会話が確かあって、結局、上半身だけ脱いでもらってリハをした。
オレ、男の裸は見たくなかったけど、山本太郎ちゃんの鍛え上げられた身体には関心しましたね。
彼とは最近では、「252」や「ジェネラル・ルージュの凱旋」でご一緒してますけど、とてもデリカシーのある頭のいい人ですよ。なんてまた知り合いづらして言ったら申し訳ないけど、印象としてとても感じのいい人です。
伊集院光とラジオで本音トークなんかしてるの聞いてると、ホント、面白い人です。
……また、話がどんどん脱線してきた。


で、この温泉合宿なんだけど、彼らの芝居を見て、僕、その場でホンを結構直していったんだ。
セリフの割り振りっていうのかな。ヘタな人にはそれなりのセリフを振って、上手い人にはまたそれなりのセリフを振り分けていったり。当然、芝居の段取りも変化していく。
こういう作業ってのは、通常、会議室でプロデューサーや監督と一緒に“裏”でやるもんなんだけど、撮影準備までの時間も限られてるし、彼らの目の前でやらざるを得ない状況だったの。

セリフや芝居を削られた人は面白くないだろうけど、残酷なくらいバッサ、バッサとやってった。
でも、やっぱり、心が痛んだね(笑)
このコ、キャラは好きなんだけど、ヘタだから仕方ないか、でもオレのこと恨んでるだろうなぁ……なんてね。

だから、現場で役者にバンバン注文つけてく監督ってのは、つくづく神経太くないとダメだなって思うね。

例によってとりとめがなくなってきたので、このへんで。






  1. 2009/08/16(日) 14:42:54|
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